さて、競馬初心者の私が、競馬の予想の難しさの為、初心者のまま競馬から離れてしまったという話の続きです。

ある日、ふと競馬のことを思い出し冷静に振り返ってみると、競馬の予想とは「出走する馬に関する情報からその馬の能力を数値化すればよい」という単純な事であることに気が付きます。

馬の能力を数値化する場合、それを人間が行うとどうしても直感などの感情が入りがちです。
そこで、この能力の数値化をパソコンにさせれば、感情が入らず最も良い結果を期待できるのではと考えるわけです。

次に、馬の能力を数値化する方法として様々な方法が考えられますが、今回は今流行りとなってきた人工知能を利用することにしました。
元々学生時代に人工知能を研究しており、その有効性に大きな期待を持っていました。

この人工知能は、様々な情報を入力すると、自動でその様々の情報の関係性を求めてくれます。基本的には、情報が多ければ多いほどそれらしい結果を出してくれます。

ところが、入力する情報には注意が必要なことが分かってきました。
入力する情報が不正確なものである場合、この情報を入れてしまうと人工知能を惑わせてしまうことになります。

馬の順位を予想する上で注意が必要な情報として次のものが考えられます。
  • オッズ
  • 人気

そもそもオッズとは、その出走する馬がどれだけ投票(支持)されているかを示します。

投票する馬を選ぶ場合には、純粋に馬の能力を考える方法以外にも、名前が好きとか、ラッキーナンバーとか、サイコロを振ってとかという方法もよく聞きます。

この様に、オッズの中には直感や山勘が多分に含まれていることが予想されます。この不正確と考えられるオッズを人工知能に入力しないことが大切と考えます。

なお、人気もあくまでオッズと同じ意味ですので、同様に人工知能には入力していません。

オッズや人気を取り込んでいなくても、人工知能で解析した結果は、実際の人気順に近くなるのが面白いところです。